お子さんの言葉の発達について、
2歳を過ぎても言葉の数が少なかったり、二語文が出てこなかったりする場合、
「もしかして、うちの子は言葉が遅い?」と心配されている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
実は、言葉の理解や聴力、知的な発達に問題がないにもかかわらず、
同年齢の子どもに比べて言葉の表出が遅れている状態のことを【レイトトーカー】といいます。
レイトトーカー(Late Talker: LT)は、一般的に2歳時点で
同年齢の子どもと比較して話し言葉(表出語彙)が著しく少ない子どもを指します。
多くのレイトトーカーは、3歳頃までに自然と言葉の遅れを取り戻し、同年齢の子どもたちに追いつく「キャッチアップ」をすると言われていますが、一部の子どもたち(約20〜30%)は、その後も言葉の遅れが続き、学齢期になっても言語の困難を抱える場合もあります 。
レイトトーカーの主な特徴
①表出語彙の少なさ: 2歳時点で単語数が50語以下、または二語文を話さない。
②理解力は良好: 言葉の指示を理解できる、指差しができるなど、言葉の理解力に問題がない。
③聴力に問題がない: 聴力検査で異常が見られない。
④認知・社会性の発達は良好: 知的な遅れや自閉スペクトラム症などの診断がない。
⑤コミュニケーション意欲がある: 身振り手振りや表情などでコミュニケーションを取ろうとする。
これらの特徴が見られる場合でも、必ずしも将来的に言語発達に問題が生じるわけではありませんが、
早期に適切な支援を行うことで、その後のことばの発達を促し、将来的な困難を軽減できる可能性が高まるといわれています。
そのために、早期からの言語訓練は非常に重要となってきます。
特に、言葉の遅れが気になる2歳から3歳頃は、脳の言語発達が著しい時期のため、
この時期に適切な関わり方をすることでことばの発達を効果的に促すことができます✨
にじいろではレイトトーカーを含むお子さんのレッスンを行っております!
レッスンのメリット
• ことばの理解、発語の向上:語彙を増やし、ことばで伝えることへの意欲を高める
• コミュニケーションスキルの向上: 相手の言葉を理解し、自分の気持ちを伝える力を育む。
• 構音の改善: 正しい発音を身につける。
• 読み書きの準備: 文字への興味を引き出し、読み書きの基礎を養う。
• 保護者への支援: 家庭での言葉の促し方や、子どもとの関わり方についてアドバイスを行う。
言語聴覚士は、ことばの専門家として、レイトトーカーの子どもたちが持つ可能性を最大限に引き出し、豊かなコミュニケーション能力を育むための重要な役割を担っています。
ことばの発達に不安を感じたら、一人で悩まず、ぜひお近くの言語聴覚士にご相談くださいね🍀